フランシス・ハのタイトルに関するメモ。

   
なんだか雰囲気も小粋さも楽しめる映画を観ました。

『フランシス・ハ』。

タイトルに関してメモしておきたいので、

大きなストーリーの起伏はない作品ですがあらすじに触れます。

 

読書家でモダンバレエのダンサー、

自分なりにがんばってる主人公フランシス。

だけどいろいろ上手くいかないことばかり。

大学で一緒だった親友で同い年のソフィーはちゃんと将来を見据えて生活していて

ジレンマを感じるフランシス。

遠く離れてしまっても親友ソフィーの幸せを望みます。

自分は自分の理想かけ離れてしまいながらも、

なんとかがんばっていこうと進んでいきます。

そんな中、実はソフィーも理想的で絵に描いたような幸せいっぱいの生活を送っているわけではないとわかる出来事が。

そこからラストにかけ一気にフランシスは大人に成長していきます。

フランシスの顔もスタイルもとても凛々しくなっていきます。

ダンサーになりたいのに事務職なんてやれるわけないわ、と言わんばかりに

即答で断ったダンスカンパニーの事務の仕事に就き、

自分にはできないと思っていた振付をし、

発表はダンスの師にも称賛してもらえます。

ソフィーや支えてもらうばっかりだった友達も認めてくれる素晴らしい出来でした。

今までルームシェアでしかアパートを借りられなかったフランシスですが、

ついに自分のアパートを借りる事ができるようになります。

最後、自分のアパートの郵便ポストに名前を書いた紙を入れるのですが、

苗字の「ハリディ」が入りきらないので、ハまでで折ります。だからフランシス・ハ 。

 「フランシス・ハ タイトル 意味」で検索するとみなさんこのラストの郵便受けの表札の事しか触れられていないようでした。

 

『フランシス・ハ』という謎かけしたようなタイトルですから

私も映画を観ながらタイトルの意味を探ろうとしながら観ました。

ああ、こういう意味の「ハ」かな、あれ?でも字幕化されてないなぁ・・・という場所が2か所ありました。

1つ目は自分を情けなく思いながら、フランシスが自分の恋愛に求めるものを友達に語る時。

  
字幕だと「だから恋人がいないのかも」という台詞があります。

英語では  “Which might explain why I’m single now, haha..”

直訳:「だから恋人がいないのかも、アハハ💦」とhahaという間投詞で自分でオチを完結させている感じです。

 

もう1つは酔ってフランシスの場所に泊まっていったソフィーが残した置手紙の言葉です。

字幕「私、ゴミ箱に吐いたのね ホント最悪!」

英語 ”All I know is you don’t have a trush can this morning,

so it must have been bad, haha..”

直訳「今朝、ゴミ箱が無いってことは、よっぽどひどかったのね、アハハ💦」

   

どちらの台詞も結構 ”haha” とはっきり言っています。

 

こうしてみてくると、

ラストの名前の紙の苗字の部分を折ってできる「ハ」は単なる省略だけでなく、

間投詞のようにもとれるのです。

でも、一皮むけた彼女が使う ”ha!” は

フランシス やりました!みたいな意味にとれる間投詞ha!です。

あくまでも個人的な解釈ですが、この1番最後のハは英語話者の方ならたぶん、普通につながる事かな、と思います。

特に、2回目注意深く見てると最初に出てきた郵便受けは苗字すら書くところもないものでしたので、↓  そこからもフランシスの人生の前進が感じられます。

 ちなみに、監督のお話しでタイトルが『フランシス』にならなかったのは

先にジェシカ・ラングの女優フランシス(原題:Frances)という作品があったからだ、とおっしゃっていました。

『フランシス・ハ』というタイトルの方が気になって観たくなりますので、それが理由が本当だとしても結果的に良かったように思います。:)

  

  

 

 

 

 

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