ルベツキ祭り開催中

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4月22日の「レヴェナント」公開を控え、楽しみ過ぎてルベツキ祭り開催中です。

上記のツイートのテレンス・マリック監督の”Knight of Cups”関連記事から抜粋し、訳しました。

 

ルベツキ: アレハンドロと一緒に「レヴェナント」はデジタルカメラは夕暮れや夜間のシーンなど必要最小限にとどめて、ほとんどはフィルムで撮影しようと決めていたのだけれど、驚くことに現地で実際に俳優とテストをしてみるとデジタルカメラのほうがとても適している事に気が付いたんだ。

デジタルは照度がとても低くても撮影を可能にしてくれる上、僕たちの一番の目標、映画自体にもっと入り込める映像が取れたんだ。

だから結局、準備の間にフィルムはすべて送り返してしまったよ。

言葉で言うと簡単なようだけど、長十年も映画をフィルムで撮ってきた中年のフィルムメーカーにとって突然、「デジタルの方が僕らのこの映画には向いてるな。」と言うのは結構衝撃が強いものなんだよ。

 

「レヴェナント」の撮影中、ご自分の年齢のことをお話しされてましたが、アレハンドと初めて一緒にされたコマーシャルの仕事の頃と比べてどうですか?

アレハンドロと初めてCMを作った時のようなエネルギーはもうないと思うよ。

42時間ぶっ通けだった。あれは規律が足りなかったとも言えるよ。

僕たちは要領が悪かった。まだ学んでいる途中だったんだ。

ハードロックを演奏しようとしてるけどギターのチューニングがなってなかったり、ドラムが少し遅れてたり、ちゃんとしたバンドの音色になってないミュージシャンのようだっだのさ(笑)。

元記事 Source

 

 

エマニュエル・ルベツキ撮影監督の悩殺ウィンク。;D

リツイート数が少ないのは納得いきません。

 

もう一つ、こちらもとても良い記事なのですが、夜も遅いので特にメモしておきたいとこだけ、とりあえず。

 

オスカーも2度受賞し、3度目のノミネートの可能性も高いですが(ノミネート発表前の記事)、これから達成したいことは?

 

僕は職人。君は「二郎は鮨の夢を見る」という寿司職人の映画を観たかな。

ああいう ”やっといろいろなことがわかるようになってきた” というような気持ちがあるよ。

いろいろな道具の使い方とか。そして、まだまものすごくだたくさん学ばなければならないもの、練習し、実験してみなければならなことがある。オスカーとかは大きな意味は持たないように思える。それより、僕は自分の技能をもっと磨いていかなければならないと思うね。

 

「二郎は鮨の夢を見る」、ネットフリックスにあって、しばらく前に観ようとマイリストに入れておいたままでした。ルベツキ先生がメンションされた作品とあっては観る意気込みも変わります。 :)

 

 https://twitter.com/peppers_attic/status/704216941825626113
ルベツキ祭り 関連記事:

ルベツキ撮影監督がCMに出演

レオ様のオスカー受賞スピーチ

バードマンを語るときに我々の語ること What we talk about when we talk about BiRDMAN. 

エマニュエル ルベツキ撮影 ウィリアム デフォー主演のCM

ハビエルが神父役を務める映画To The Wonderナレーション (撮影:ルベツキ)

“この作品自体に光があると思う。” 映画Biutiful ビューティフルについてかたるイニャリトゥ監督

 

 

ルベツキ撮影監督がCMに出演

  
イニャリトゥ監督とルベツキ撮影監督らの作品を映画館で観れる時代に生まれたことは感謝せずにはいられません。

アカデミー賞授賞式の放送中にメキシコで流れたメキシコのビール、インディオのコマーシャルにエマニュエル・ルベツキが出演していた事をVarietyの記事で読みました。

素晴らしいCMなんです、これが。

 

 

2部構成になっていて、前半は撮影をするルベツキを撮影するカメラからの映像。

美しい場面を撮影中のルベツキを撮影できたら、どれだけ素敵なんだろう、と冗談抜きでずっと思い描いてきた私にとっては夢のような疑似体験をさせてくれる映像です。

CMの後半はそのルベツキが撮影していた映像が編集されたものが流れます。

これがとても美しくて感動 😍

上に貼り付けたツイートはそのインディオの公式アカウントで、スペイン語のナレーションが入っています。

下のものは英語版。

 

繰り返されるヴァイオリンの音色と合わせると、まるで彼が撮影監督を務めた

テレンス・マリック監督の映画”トゥ・ザ・ワンダー”のようでもあります。

さまざまな人のナレーション:

彼の撮影は独特。

型にはまらず、

感情に訴えかけてくる。

それは彼の魂から来るものなのだろう。

そして思うんだ。

これはチーヴォのなせる技だと。

真の感情

オーガニックで、

冒険的。

彼は何も怖くない領域に達した

だから素晴らしい作品が撮れる

革命的で

彼はD.P.(撮影監督)の立ち位置の指示を待つことはない。

彼は撮影すべき場所を教えてくれるんだ。

 

 

このCMのオファーが来た時、シャイなルベツキは信じられなかったそうです。

「自分はカメラの前に出るのは好きじゃないし、

まして誰かにそれを頼まれることも、自分がそんなオファーを受けることも

考えたこともなかったよ。」

最終的にはこのCMを抒情的な60秒の作品にまとめた広告会社のクリエイターたちに説得されたそうです。

 

アカデミー賞を3年連続受賞ともなると受賞のスピーチは簡単になるものかと思われますが、

ステージに上がって何をしなければならないかがわかってしまった分、

回を追うごとに難しくなっていくんだそうです。

「自分は俳優でないからスピーチを丸暗記することはできないし、緊張で誰かの名前を言い忘れたらどうしよう、転んだらどうしよう、嬉しい気持ちももちろんあるけど、そんな状態なんだ。まるで麻酔をかけられていたかのように、3度も上がらせてもらったステージだけど、何を言ったのかは覚えてないんだ。」

そんなシャイな彼がシャイでなくなるのは撮影現場です。

「ルベツキは誰も持ちえないようなポジティブなエネルギーを撮影現場のスタッフに伝染させる。ユーモアもあり、レヴェナントのフォートレス・マウンテンでのロケ地を探しながらビデオカメラを回す僕の前で彼はトム・ハーディの役柄の真似をして僕をめちゃくちゃ笑わせてくれたよ。」

– イニャリトゥ監督

Variety
余談ですが、ルベツキのニックネームとして有名な”チーヴォ”。スペイン語で”ヤギ”という意味です。くるくるの髪の毛、、外見がヤギみたいだから、、これ以上のニックネームはないくらいぴったりでかわいいです。

 

 

 

 

 

 

 

エマニュエル ルベツキ撮影 ウィリアム デフォー主演のCM。Bold choices take you where you supposed to be. 

 

Inspiring ad with Willam Defoe. 

Beautifully shot by Emmanuel Lubezki. 

人生とは詰まるところ、選択が作り上げるもの。

間もなく あなたのした選択と、しなかった選択があなた自身を作り上げる。

(本物のデフォーの近くに座る老人のデフォー)

(サーカスの空中ブランコをする団員になっているデフォー)

しかし、どのあなたか?

(カメラは降下し、象のフンを掃除するデフォーが映される)

より良いあなたか

(チェスの大きな試合で勝つデフォー)

より悪いあなたか

(鏡を見るスキンヘッドのパフォーマーのようなデフォー)

(工場内を歩くデフォー)

あなたとは思えないようなあなたか

(デフォーには見えないような相撲の力士デフォー)

それらは様々な質問をあなた自身になげかける

(カール ラガーフェルドのような風貌でモデルに指示するデフォー)

それだけの力があるか

それだけの裁量があるか


どんな選択もどこかへは通じる

大胆な選択だけが

あなたがいるべき場所に繋がっている。

(停車しているニューヨーク行きとミルウォーキー行きのバス。ニューヨーク行きのバスに向かうデフォー)

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ルベツキ氏撮影の美しい映像だけでなく、CMの内容も良く、インスパイアリングな作品です。

最近では「きっと、星のせいじゃない。」でなかなかいい味を出していたウィリアム デフォー。

日本で「きっと、星のせいじゃない。」はヒットしたのかな。ティーン向けとはいえ、若い主人公達だけでなく、彼らの親、友人、周りの人々、そしてデフォー演じる作家、それぞれの思いが伝わってくる大人が観てもとても良い作品だったと思います。

デフォーの出演作で私が一番好きなのは ヴィム ヴェンダース監督の「時の翼にのって〜Far Away So Close!」。彼は堕天使エミット フレスティEmit Flesti (Time Itself “時そのもの”を逆さにした名前) 演じています。