『ラ・ラ・ランド』のエンディングに関してデイミアン・チャゼル監督が語る


夢のようなハッピーエンドを想像させる予告編や話題のためか、「ラ・ラ・ランド」のエンディングに関してはいろいろな意見があるようですね。

私も完全なるハッピーエンドで終わるものと思っていたので、あのエンディングには驚いた1人でした。

しばらく自分なりにエンディングに関して考えていましたが、

『セッション』では夢の達成のためにそこまですべてを捨てる意味があるのか、という疑問を観客に問いかけてきたチャゼル監督でしたので、きっとあのラスト約10分のセバスチャンとミアがそのまま一緒にいたなら、という映像は、夢を追いながらも、大切な人と共に歩む事もできるんだよ、という『セッション』から一歩進んだメッセージだったのでは、と考えてました。そんなメッセージだったとしたら素敵だな、と思っていました。

 

回答を探すべく、ネットで検索してみるとCNNのインタビューにチャゼル監督からの答えがありました。チャゼル監督は次のように語っています。

 「今までに作られたラブストーリーの傑作とされる映画の多くがそして二人は幸せに暮らしましたとさで終わっていないのには理由があると思うんだ。

愛について語るとき、愛自体が主人公の二人よりも大きな存在でなければいけないと僕は思う。二人が一緒にいるいないには関係なく、愛はまるで3番目の登場人物のようにそこあり続けるんだ。現実とは全く別の次元でね。主人公の二人の関係が終わってしまったとしても、愛はそこに永遠に存在するということ。僕はそれが美しいと思う。」

 

結局のところ、私が想像していたようなメッセージ、というよりは監督の考える美しい愛をエンディングは表していたようですね。

 

もう一つ、紹介したい動画があります。

この監督へのインタビューによると、あのラスト約10分の映像は本編の撮影とともに、場面ごとに撮影していったそうです。

「本編を撮影し、ファンタジーバージョンを撮影する、という楽しいプロセスだったよ。全員再度集まって、同じ場面だけどすべてがうまくいくバージョンを撮ったんだ。」

 また、冒頭の渋滞するフリーウェイでのミュージカルシーンに関しては

「この映画は最大ここまで行くよ、ということを観客に知らせる役割を持たせてもある。無理ならすぐそこから出て同じ劇場内で上映してる他の映画を観に行けるようにね(笑)。あのシーンからだんだん地に足がつくような物語に変化し、そこからだんだんまた冒頭まで戻ってくるイメージなんだ。だから冒頭で登場したダンサーやフリーウェイのモチーフもメロディも再度現れるんだ。円を描くようなイメージだね。最大値から始まり、現実的な描写を経て、感情を込めて最大値まで戻っていくんだ。」

 

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ラ・ラ・ランドA Lovely Night 歌詞訳

映画セッションJ.K.シモンズがカッコいい。

 


ラ・ラ・ランド A Lovely Night 歌詞訳

『ラ・ラ・ランド』のサウンドトラックが届いて3日。

同じデイミアン・チャゼル監督とジャスティン・ハーウィッツが音楽を担当した『セッション』も作品、音楽共に最高のクオリティでしたが、

予想通り、二人の作り出した『ラ・ラ・ランド』も最高のものになりそうです。

 

トレーラーで使用されている曲、City of StarsもAudition (The Fools Who Dream)の2曲もとても素敵ですが、

まずは A Lovely Nightの和訳から。

エマ・ストーンとライアン・ゴズリングのデュエット曲は夢のような曲です。

詩のような歌詞の中、「ポリエステルのスーツでキュートに見えるけど」と言うエマに「ウールだよ」と言い返すライアン。このおちゃめな掛け合い、ビデオを見ながら聴くと感動です。

 

A Lovely Night

セバスチャン:日はもうじき沈む

灯りがつきはじめ

銀色の輝きが海まで伸びるとき

 

恋人たちのために作られたような

こんな景色を前に

君と僕しかいないなんて

 

他の女と男なら

この最高の景色に喜ぶだろう

でも君と僕しかいない

なんの進展も望めない僕ら

あり得ないよね

君は僕のタイプじゃないし(ミア:ああそう)

キラキラ輝いても見えない

こんな素敵な夜が

まったくの無駄だね

 

ミア:何も望めない、って言うけど

はっきりさせようじゃない

言わせてもらうけど(セバスチャン:何を?)

 

ポリエステルのスーツでキュートに見えるけど(S:ウールだよ)

確かにあなたに全く魅力は感じないわ

きっとヒールを履いてないような誰かや

ロマンスを望んでる女の子には魅惑的かもしれないけど

私は何も感じないわ (S:ああ、そうか)

何も感じない以上に何も感じないわ (S:よかった、同意見だ)

そうよ

二人:素敵な夜がまったくの無駄

 

Ryan: The sun is nearly gone

The lights are turning on

A silver shine that stretches to the sea

We stumbled on a view

Thats tailored made for two

What a shame to our you and me

 

Some other girl and guy

Would love this worldly sky

But theres only you and i

And we’ve got no shot

This could never be

You’re not the type for me (Really)

And not a spark in sight

What a, waste of a lovely night

Emma: You say theres nothing here

Well lets make something clear

I think I’ll be the one to make that call (What’s your call)

And though you look so cute

In polyester suit (its wool)

You’re right I’d never fall with you at all

And maybe this appeals

To someone who’s not in heels

Or to any girl who feels

Theres some chance for romance

But I’m frankly feeling nothing (is that so)

Or it could be less than nothing (good to know so you agree)

Thats right

Both: What a waste of a lovely night

 

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映画”セッション”のJ.K.シモンズがカッコいい。

メモ。

  

(インディーズ作品に出演するのはお好きですか?)

J.K.シモンズ: とてもね。ここ数年何作か関わってきて、この数ヶ月で多くが公開されるよ。
大作にも出演したし、ターミネター ジェネシスにも脇役だが出演している。

良い人々と良いものを作るというのはとても楽しく、それには作品の大きさなどは関係ないんだ。

インディーズ作品の良さはね、『セッション』は典型的な例にもなるけど、その場にいる人々はみんなしかるべき目的を持っているという事なんだ。

つまりね、誰一人としてお給料のためにそこにはいないんだ。だってこういう作品のお給料は大きな額ではないからね。みんなであるクリエイティブなビジョンを共有している。それがインディーズ作品に出演する本当の楽しさだね。

MM: Do you enjoy working on indie projects?

JS: Absolutely. I did several indies in the last couple years, I have a bunch of them coming out in the next few months. But then I did a big blockbuster, a small part in Terminator: Genisys. What I really enjoy is doing good stuff with good people, and you can do that on any level. 

The thing about indies like this, and certainly Whiplash is a classic example, is that you know everybody’s there for the right reasons. Nobody’s there just for the paycheck, because the paycheck’s not that big. There’s a shared creative vision. That’s really the fun of doing indies.

Source: MovieMaker.com
  
セッションで一番好きなシーンはフレッチャーがクラブでピアノを弾いてるシーン。彼のピアノを聴いた時のアンドリューの表情がまた素晴らしい。

少し寂しげなこの曲はまるでフレッチャーの叶わぬ願いが表れているようにも感じられます。

指の動きも美しいし、JK自身が弾いているように見えるけど、実際は?と気になり、調べてみるとわかったのは

彼は大学時代、音楽を専攻し、歌、指揮、作曲を学んでいたので、一通りオーケストラのどんな楽器でも弾ける。『オーボエやチェロでも”キラキラ星”なら弾ける』

ということ、

『自分が出演する映画で弾く位なら弾ける』という彼の言葉。

もう一つのインタビューでは『音楽家にしたら簡単な曲だと言われるだろうけど、あの曲を弾けるように何時間も練習したよ』、という発言でした。

ますます素敵です。

My favourite scene in the movie “Whiplash” is the scene where Andrew finds Fletcher playing the piano in the club. 
That song was absolutely beautiful and touching. 

Then I wondered if JK can really play the piano.

I was happy to find some article that said he could. 

JS: When I was studying music in college, I had to study every instrument as a composer or composition student. I studied every instrument in the orchestra a little bit. I can basically play “Twinkle, Twinkle Little Star” on an oboe or a cello. 


Source: You play piano in this. Was that something you had to learn or have you been playing all these years?