マッカリー監督とトム クルーズ。ミッション:インポッシブル次回作やトムの仕事のスタイル、ベンジーの単独作品のことなど。


Join the IMF! (See the world. On a monitor. In a closet.)

IMFに入ろう!(そして世界を見よう。モニター越しに。せっま〜い場所から。)

↑ 特に本文とは関係がありませんが、この画像を見たらなんだかキャプションがつけたくなりまして…このベンジーの台詞、大好きです。

ミッション:インポッシブル ローグネイションのいろいろなインタビューを訳した記事に引き続き…

質問がカットされている韓国のミッション: インポッシブル/ローグネイションの記者会見の動画ですが、トム クルーズの仕事への情熱などがすごいな、と思い、訳しました。

8:40~

トム クルーズ: 次回作についてだけど、ミッションインポッシブルシリーズや他の新作を発表するたび、次は?と質問される。
僕は必ずまた次の(登るべき)山はある、と信じている。
マキュー(トムが使うマッカリー監督の愛称McQ)と僕は既にいろいろな案を検討中で、今はそれは教えられないけど、
楽しみにしていてね。
本作を製作中にとてもたくさんの新しいアイデアが浮かんできたから、僕も楽しみにしているんだ。

9:50~

マッカリー監督:ミッション:インポッシブルの第1作目から20年が経ち、5作目となる本作は記念すべき作品でもあるので、お祝いのようなこともしたかった。第1作目の要素も本作には隠されているんだよ。

トム:第1作目のミッション:インポッシブルは僕が初めて製作をした映画で、毎作品、キャラクターやストーリーを詰めていくのはとても楽しかった。
スタントに関しては作品を追うごとに自分たちを追い込んできたんだ。
もちろんスタントだから危険が伴ったよ。
幸運なことに、僕は今まで一度も仕事を欠席することもなく、
常に必ず現場には早く来て、細心の注意を払って準備をしている。
35年間映画を作り続けてきて、自分の大好きなことを続けてこれた事を本当にありがたく思っている。
映画を作り、みんなに楽しんでもらうことが僕の夢だからね。

普段は週7日仕事をしている。
たいがいはそのとき撮影している作品のかたわら、次の作品の準備をしている。
長年やってきて、だいぶ上手く自分を調整できるようになってきたよ。
そんな毎日だね。

インポッシブルなミッション? なんだろう。作品を作り始めるときはどれも不可能に思えるよね。
でもこんなに有能な人々と仕事をできて、マッカリーは僕の尊敬する大切な友人であるし。
どんな作品でもアーティストとして、観客のためにどこまでの自分たちをもっていくことができるのか、
このジャンルの作品を観客、そして映画製作者のためにどこまでもっていくことができるかを考えているよ。
実は僕達、ここ5ヶ月間深夜まで仕事をして、1週間半前の土曜2時に終えたところなんだ。
これはインポッシブルなことだったよね。
いや、本当に大変な努力と献身を要する仕事だよ。
けれど苦しいとか犠牲を払っているとは感じないんだ。大好きでやりたい事だからね。

サイモン ペッグがイーサンに言うだろう 「彼なら楽勝さ」、って。
僕もいつも笑っちゃう台詞なのだけど。
同じようにみんなも言うんだ「君とマキューのコンビならできるだろう」ってね。

僕とマキューがいつもクルーたちに言う言葉がある。
みんなものすごいプレッシャーの中で仕事をしているからね・・・
スケジュール的にもそうだし、常に僕達はできることの極限までもっていっているから。
だからこう言うんだ。
”Pressure is a privilege. (期待からの重圧は栄誉だ)” とね。
これは実際に僕が感じていることでもある。

クリス(マッカリー監督)と僕は現在も数作品を進めているところだけど、次のミッションインポッシブルも準備中だよ。かなりエキサイティングな内容になりそうだね。
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この動画を見る前、実はサイモン ペッグがベンジーのスピンオフ映画について冗談で語ってた動画があったので、それを思い出し、探していたのですが、見つからず…監督、トム、レベッカ、サイモンの対談だったのは覚えているのですが…

気になる方のために…

タイトルは “Dunn and Dusted” 。

英語で “Done and dusted” 完璧に完了! のような意味の表現があり、それをベンジー ダンの苗字Dunnとかけてます。
動画見つけたら貼り付けておきます。

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追記 2015/09/25

見つかりました!


10:00〜

司会者: ベンジー単独の作品ができる可能性はありますか?またできるならどんな内容になりますか?

(笑いが止まらない一同にサイモンが「Shush everybody. (静かに、みんな。)」と。シャッシュという言い方が素敵です。よく私の高校のイギリス人の先生もシャッシュと言ってました。

「サイモンへの質問だよ、みんな。サイモン、どうぞ。」 と場を静かにさせるトム。一瞬前まで 「グラスゴー!」とサイモンの真似して叫んでいたくせに面白すぎます。))

サイモン ペッグ: タイトルは『Dunn and Dusted』(訳注:ダン アンド ダステッド= 昨晩上記にメモしたこの英語表現の意味を踏まえ、私的に意訳すると『ベンジーにお任せ』) という僕が売り込んでる作品なんだけど、パラマウント、スカイダンス、バッドロボット各位、誰も僕の電話に気が付かないみたいなんだよね。
もちろんベンジー中心の物語で、ベンジーがとてもホットなエージェントと共に現場に…君じゃないよ、レベッカ。(ふざけて言うサイモンに怒った素振りをするレベッカ。)

だって君は元々いるから、君もいるよ。わかった、君も入れるよ。(“あ〜恐ろしっ”という表情をするサイモン。笑)

いや、なんというか…

トム: 続けて、続けて!

サイモン: わかった。

この映画はチームについての話で…ゴースト プロトコルでは一匹狼だったイーサンがチームの重要性に気がついたけど、この作品はもっと新旧メンバーが家族のようなチームになる話で… もちろんベンジー単独の映画ができたら最高に面白くて楽しいと思うよ。

2018年に公開出来たらいいね。トム、君も参加してくれるといいよ。誰かに役をやらせておいて1番最後にマスクを取ると君だった、っていう事もできる。半日の撮影でいい。出演料はたっぷり払うよ。僕の出演料全部あげるから。すごく楽しいと思うよ、考えてみてくれ。

トム: 本当に楽しいからね。考える。考えるよ。みんな最高だよ。僕はこんなに優秀な人々と仕事ができて本当に恵まれていると思ってる。

サイモン: 続けて、続けて。

トム: (マイクを口元に近ずけ) アメイジングでこんなにインクレディブルな才能を持った人々と…
17:00 〜

司会者: ベンジーのテクノロジーを実際に持っていたら初めに何をしますか?
サイモン: トム クルーズのお面をつくる。

(一同爆笑。頭を抱えて笑うトム)

マッカリー監督: じゃあ2番目にする事は何をするんだい?

(一同爆笑)

トム: (笑いながら) そうだよ、2番目に何をするんだい。

(笑いが止まらない一同)

サイモン: 素っ裸でロンドンの中心地を歩くよ。

18:10〜

サイモン: 君は僕達がスタントをする時、とても心配するよね。

トム: ああ。心配でいられないんだ。

レベッカ: 本当に変よね。飛行機にしがみついてる時にすら、他のみんなが無事か確認してたり。

トム: みんなが無事かどうかが心配でね。

監督: セットを離れる事がない君がセットを離れた事があったね。ベンジーがやられてるシーン。振り向いたら君はいなくなっていたんだ。

トム: 僕は、穏やかに頼むよ…と思いながら、本当にやり過ぎだったよ、あれは。君がおもいっきり壁に投げつけられて、僕は大丈夫なのか心配だっんだ。

司会者: 実際はどうだったのですか?

サイモン: 楽しかったよ。でも僕は顔を殴られもしたよね。

監督: ああ、顔を殴られたよ。

ベンジーでありサイモンだからね。

僕達はトムがセットの壁に投げつけられてられたりするのは見慣れてるのだけど、突然ベンジーが投げつけられてたりするのを見ると、こんなことしなければよかった、とすら思うから。

周りのみんなもあの瞬間は不安でおののいたよ。サイモンは笑いながら起き上がったけれどね。
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本当に仲良しで最高なメンバーですね。
IMAXでミッション:インポッシブルが10月に限定公開になるそうですね。

成田の国内最大級のIMAXシアターに観に行きたいです! 成田は遠いのでアベンジャーズ(1作目)以来になりますが、あのスクリーンの大きさは普通のIMAXとは全く違うものですね。😎✨

ベンジー!オープン ダ ドア! Benji, Open the door!

  
ミッション:インポッシブル/ローグネイションを観てきました!
オープニングタイトルもエンドタイトルも とにかくとにかくとにかくかっこよくて
冒頭から鳥肌でした。
子供の頃、テレビで毎週楽しみにしていた「新スパイ大作戦」の始まりのワクワク感を思い出しました。
オープニングタイトルだけでも最高得点です。

基本的にはトム・クルーズ、サイモン・ペッグ、ジェレミー・レナー、アレック・ボールドウィン、ヴィング・レイムスのブロマンス映画。

今回の見どころは無敵のダブルヒーロー(トム・クルーズとレベッカ・ファーガソン)+キュートでおちゃめで、コンピューターの天才で、しっかりフィールドワークもこなしクラシック音楽には目がないヒロイン(サイモン・ペッグ)と言えるかと思います。
ホントにかっこよくてかわいいとしか言いようがない役柄でした。
スタートレックのスコッティも思い出しますね。

ベンジーがゲームをしながら聴いていたフィガロの結婚とトゥーランドットの曲が入っていたらサントラ絶対買うところでした。

映画の中のオペラは2つの芸術を1つの作品で味わえてとても豪華です。

映画自体も格調高いものになりますね。

ゴッドファーザー Part3のオペラ カヴァレリアルスティカーナのシーンは大好きです。たまにテレビCMとかでも使われてますね。
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さて、サイモン ペッグ氏のインタビューをご紹介します。

インタビュアー:(今日のインタビューでは2つゲームをしたいと思います。まずは”ハイ/ロー”です。)
サイモン・ペッグ:いいね、いいね、いいね。
(撮影中の良い思い出と、あまりそうではなかったものを教えてください。)
まずはハイだね。
実際に高さ的にハイだったのはトムが命がけで飛行機にしがみついてるシーンだね。
僕は迷彩服を着て地上で飛行機のドアを開けようとするコメディタッチなシーンを撮影してたんだ。
その後、”今から飛行機のシーンを撮るから来ないか?”と言われて僕も飛行機に乗り込んだんだ。
最初はコックピットで、それからドアが開く貨物スペースの片隅。
モニターでTC (訳注:トム・クルーズをTCと呼んでる!xD) を見てたけど、とにかく怖かったよ、彼じゃなくって僕がね!
(風が入ってきたりしたのですか?)
いや、違うんだ。何かあったらどうしよう、とね。
ブルジュ・カリファ(ミッション・インポッシブル ゴースト・プロトコル)の撮影はとても高い場所だったけれど、
全てがしっかり管理されていたから安心感があったんだ。怖く見えるけど、彼の安全は保障されてたんだ。
今回は鳩がぶつかってくるだけでも、命にかかわるものだった。
だから、このシーンの撮影はハイでもあり、ローでもあったね。

ローは・・・あまり思いつかないな。このシリーズは毎回楽しくてね。
何か嫌なことはあったかな・・・
僕とレベッカは本作のために厳しいダイエットをしたんだ。
誰かに強制されたわけじゃないけどね
自分たちでやりたかっただけなんだけど。
トムにはおかかえのキャットと呼ばれるシェフがついていてね。
トムはスタイル抜群で、科学的に分析され栄養がとれている食事をとっているから、
僕たちも身体を引き締めて君みたいにセクシーになれるように 入れてくれないかとトムに頼んだんだ。
彼はOKしてくれた。とても栄養価が高く素晴らしい食事だったんだけど、
たまに撮影を終えてホテルに戻ると枕にホテル側が置いてくれてたチョコレートバーを食べたくなってね。
レベッカに電話して彼女も食べる、と言ったら僕も食べる、なんて事をしてたよ。

ここからが”ロー”ポイントだよ。
3カ月身体を鍛え、砂糖も抜いてダイエットをして、それまでの人生で一番健康的な体型だったのに
クリスマスにトムからバスケット一杯のキャンディーが贈られてきたんだ。
なんて意地悪するのかと思ったよ(笑)。

推測するにトムは友人、知り合い、共演者達にクリスマスプレゼントを贈ってるのだろうけど、一昨年は白いカシミアのブランケット、昨年はバスケットいっぱいのキャンディがペッグ家には贈られたという事を知る事ができました。ww

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サイモン・ペッグ: トム以上にカーチェイスのスタントシーンを上手くできる人はいない、という事で
あのシーンの撮影の間、トム クルーズ運転の最高のジェットコースターに5日間乗り続けたんだ。

ジミー・ファロン: トムが僕がよく妻にやるイタズラをしたと聞きましたよ。車のシートのヒーターをオンにしてたのですよね。
SP: いやあ、ホント笑えたよ。カサブランカはとても暑いんだ。
僕は車に乗り込むとトムに「車の中は暑いね」、とか言ってた。
トムは「サイモンが脱水症状に陥らないように水をくれないか」、とクルーから水をもらってくれてた。
気が付けば2日間トムは僕を生かすために水を与えてたんだ。
拷問のようだよ。
ある時(3日目)、僕はトムがシートのヒーターのボタンを押すのを見たんだ。
バレたかと、トムはこんな顔してさ。(1:36頃)笑
その後はボタンを押す戦いだったよ。
トムもずっと車に乗っているわけだから、僕は彼が180°のターンとか難しい技をする時を狙ってボタンを押したんだ。
最終的には僕はクルーから黒いテープを手に入れ、オンになっていると光る赤いランプの上に貼り、
見えないように細工して”強”にしたんだ。
トムは気がつかず、なんでこんなに暑いんだ、ってさ。笑

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あのカーチェイスのシーンの間、2人の間でこんな戦いがあったなんて、再度観に行かなくてはなりませんね。

追記: 勘違いされている方もいらっしゃったようので、念のため。シートのヒーターとはエアコンではなく座席自体を温めるヒーターのことです。左右別々にボタンでオンにすることができます。

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トム クルーズとジミー ファロンの口パク歌合戦。

トム クルーズのノリの良さに彼の人柄が表れてるように思いました。
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 Source

“I can’t protect you.” Mission Impossible Rogue Nation Team Featurette 

“君を守りきれない。だから俺から離れてくれ。” ってヒロインに言う台詞。笑
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2015・09・06追記
昨日、2回目を観てきました。
いくつか他のインタビューのメモと気付いた事など。
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ベンジーとイーサン

トム・クルーズ: 僕は”ショーン・オブ・ザ・デッド”が大好きで、初めてサイモンを見たのもそれ。
知り合ったきっかけは、単に僕が彼のファンだったってだけなんだ。
サイモン・ペッグ: イーサンとベンジーは変わったコンビ(They are an odd couple.-”おかしな2人”) だよね。
彼らの関係を演じるのはとても楽しい。
良い点はベンジーがとてもイーサンを尊敬しているという点。
僕とトムの関係みたいだよ。
「ワォ!トム・クルーズだよ」ってね。ベンジーも同じ。
トム:そんな風に僕たちの関係は始まり、今まで続いてるんだよね。
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イルサとイーサン

今回観て気がついたのはイルサとイーサンのシーン(”私と逃げて”とラストの別れのシーン)では劇中劇 オペラ トゥーランドットの「誰も寝てはならぬ」の旋律がBGMに入っているという事です。
ちょうどこの歌詞の部分だと思います。

然し私の秘密は唯胸の内に秘めるのみで、
誰も私の名前を知らない!
いや、そんなことにはならない、
夜明けと共に私は貴方の唇に告げよう!
そして、私の口付けが沈黙の終わりとなり、
私は貴方を得る。

Source

とてもロマンティックですね。:)
先にベンジーたんがヒロインだと書きましたが、
女性のセクシーさを強調せずとも美しい女性イルサとイーサンのプラトニックな関係は本作のヒットにもつながっているんだろうな、と思いました。

実はペッグ氏はUSA Todayのインタビューでミッション:インポッシブル・ローグネイションのキャラクター別のポスターが発表された時、「僕もトムもジェレミーもヴィングもスーツ姿なのに、なぜレベッカだけレザーのお尻を強調した姿(レーシングスーツ)で、僕は「なんで?!やめてくれよ、せっかく正しいことをしようとしているのに。少なくともそう努力しているのに。」 と思ったそうです。
本作の中にまったく彼女のセクシーな格好がなかったわけではありませんが、
出来る限りそんなペッグ氏の意向も本作には反映されていたのかもしれませんね。

“When the posters came out, it was me in a jacket, Tom in a jacket. Jeremy in a jacket, Ving (Rhames) in a jacket and Rebecca in leather with her (butt) sticking out. It was like, ‘No, don’t do that,’ ” says Pegg. “We’re doing something good here. Trying to, at least.”

もうひとつ、これは1回目を観た時にもイルサのUSB口紅はクリニークっぽいな、と思ってたのですが、先ほどネットで検索してみると こちらの記事に 「スクリーンを静止することはできないから確かではないけれど、ベンジーが口紅をよくチェックする時とイルサのカサブランカの家のドアに貼ってあったキスマークを見る限り、クリニークの “A Different Grape” か“Tenderheart”ではないかとにらんでいる」、という記事がありました(笑)。
O.P.I.のネイルのように映画とタイアップしたら結構売れそうですよね。
実際スカイフォール公開当時、スカイフォール関連の色で3色買った私です。

  

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2015/09/07 さらに追記。

サイモン: CGでも(飛行機のシーンが)できるのはわかってる。でもトムが自分で実際にやりたいんだもんね。

クリストファー マッカリー監督: 本当はカメラも映画も必要ないんだよね。トムは宙づりになりたいんた。(一同 笑)

トム: アドレナリンが満ちてくる感覚が大好きなんだ。

とても緊迫した状況だった。飛行機にくっついていると一歩間違えたら、というさまざまな要素がある。

サイモン: 撮影当日、たくさんの変化する状況があって、君は今まで僕が見た中で一番緊張してるように見えた。

トム: 2テイク目で小石が当たったんだ。肋骨を折ったと思ったね。あれはヤバかった。もしもう少し上に当たってたら頭蓋骨を貫通してるとこだったよ。

監督: 僕は撮影を始める直前に滑走路に出たんだ。そしたらトムが 「もし僕がパニクってるように見えたら、それは演技だから、撮影を続けてくれ!」って僕に叫んだんだ。

(一同 笑)

監督、トムの真似うまい(笑)

それにしても、トム、もうすこし安全なスタントでいいから。
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スタートレックとスコットランド訛り

7:00頃〜

サイモン: スタートレック出演1作目ではスコットランド人のモーリーン(奥様)がアクセントコーチを務めた。義父も協力的でスコットランド語の本までプレゼントしてくれた。

J.J.エイブラムスはアドリブも少しさせてくれたのでスコットランド語を一生懸命役に取り入れていたら、ある時、彼に部屋の片隅に呼ばれ、真剣に「サイモン、観客が理解できないと困るんだ。」と言われたんだ。(一同爆笑)

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2015/09/09 追記。

3:20〜

監督: これまでもシリーズでもサイモン ペッグの演じる(ベンジーという)キャラクターはすごく面白く、大好きだった。

本作ではもっとベンジーに深みと温かさを持たせたかったんだ。もちろんサイモンに彼の持つユーモアを役に与えて欲しかったけれど、同時にサイモンは非常に素晴らしい俳優でまた、感性豊かな俳優でもあるから、それも観客に見せたかった。

だから本作では彼にそっともう少し近ずいてみたんだ。それが本当に本作の心ともなったね。

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5:14〜

トム: (サイモンとは)毎日がとにかく楽しかったよ。彼とは毎日毎日笑った。とにかく楽しみながら、でもきちんと集中し一生懸命仕事もできた。それは本作に欲しいと思っていた登場人物間のケミストリーで、実際にそこに存在したんだ。

例えばカーチェイスのシーンの撮影ではサイモンもずっと僕と一緒に車の中にいなければならなかったんだけれど、彼は完全に僕を信頼してくれていてね、彼には僕がどれだけ危険な事をしてるかなんて言えない、と思ったよ。

とても狭い道を高速でドリフトしたり、壁に車をぶつけたり、余分な衝撃緩和パッドがあったわけでもないし、グリーンスクリーンで撮影してたわけでもない。僕はアクセル踏んで階段を加速して降りたり。

限界ギリギリまでいかなければならない時も彼のパフォーマンスは僕を笑わせてくれたよ。彼はいつも僕を笑わせてくれるよ。

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ちょっと待って。トム クルーズは本当にイーサンなんじゃないのかな笑。

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2015/9/18 追記。

“Welcome to Vienna, Benji. Missed me?”

ですからね。

Miss me という使い方は英語では普通しませんし、意味も変わってしまいます。

“僕を恋しがって”、という意味になってしまいます。それはそれで喜ばれる方もいらっしゃるかとは思いますが(笑)、この場面ではシチュエーション的にも意味が通らないです。

会いたかった、という意味になるのは過去形の時です。

口語では聞こえない位の音で主語を発音し、動詞で理解させる場合は多いです。

ちなみに文字数を減らすためにツイッターなどでも主語を省く事が多々あります。