リシュリュー枢機卿のファッションの秘密

 

ピーター・カパルディ:これは僕のコスチュームの1つで、

通常着ているヘビーレザーの上着。

この暑さの中では最高。

枢機卿はファッション中毒のように思うね。

大きな赤のベルベットの外套もある。

ほかに聖職者の道具も。大きな帽子は使わないけれどね。

まあ、これが僕の仕事用の服かな。

拷問に行くときとか、“まさかのスペインの宗教裁判”的コスチューム。

帽子は髪に17世紀らしかなぬマジックテープで貼り付けられていて、

被っているのを忘れてよく失くしてしまうんだ。

一番のお気に入りはマント。いろんな着こなしができるからね。

肩にかけたり、トーガみたいな使い方もできる。

でも一番好きなのはクリストファー・リーのドラキュラ的使い方。

動きがでるからね。

枢機卿になるトレーニング中にミラノやローマのファッションショーで活躍したのはお察しの通り。

ロンドンファッションウィーク、見てるかい?

これが我々のスタイルだ。

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帽子について言っていたヴェルクロ、というのがなんなのかわからなかったのですが、何度も聞いて、velcroで検索してみたらマジックテープの名前の一種でした。確かに17世紀らしからぬ代物です。

”まさかのスペインの宗教裁判”

 

NHKで再放送中のBBCの「マスケティアーズ」。

残念ながらDoctor WHO出演のために途中でカパルディ氏が降板してしまい、

リシュリュー枢機卿の突然の死。

かなり枢機卿の活躍が楽しみになってきた矢先でしたので、残念でした。

ターディスがあればドクターも枢機卿もどちらも続けられたのになあ。