ドクター・フーとピーター・カパルディ


Michael Bond’s children’s book “Paddington” has been one of my favourite bedtime stories to read to my kids.

In January, we saw the movie adaptation of “Paddington” in a movie theatre and I was so shocked.

The movie was great and we loved it.

I was shocked because I had never imagined Mr. Curry to be so attractive while reading the books.

So, since then, I had always wanted to see Doctor Who series to see the actor who played Mr.Curry.

Thanks to Netflix Japan which added “Doctor Who” since the end of March, I have been enjoying watching the show from Series 8.

If you are reading this, Mr. Capaldi, you are so cool. I wish I could travel with you and Clara.

 

今年1月に映画「パディントン」を劇場で観て、原作からは想像できなかったような魅力的なカリーさんに衝撃を受け、カリーさんを演じたピーター・カパルディ(キャパルディ)主演のBBCのドラマ「Doctor Who (ドクター・フー)」がNetflixで配信になるという情報を聞いて以来楽しみにしてきました。

 

3月31日から配信になり、もちろんカパルディ主演のシリーズ8から観始めました。

今までドクター・フーを1話も観たことがなかったのですが、とても楽しいです。

カパルディ演じるドクターはとてもスタイリッシュで魅力的。

ジェナ・コールマン演じるドクターのコンパニオン、クララも同じようにスタイリッシュで魅力的です。

SF的な要素の中のドラマティックな展開や切ないロマンティックな描写がなかなかぐっときます。

カパルディのインタビューをいくつかYouTubeで見たり、記事を読んだりしました。

子供のころから本当にドクター・フーが大好きだったようで、Doctor Whoのオフィシャル・ファンクラブの事務局長に自分こそはふさわしいと何度も手紙を出し、迷惑がられてたり、1974年15歳の時にRadio TimesにDoctor Who特集がいかに良かったかを投稿して掲載されていたこともあれば、何度も何度もスタジオにどのように番組が作られているのかを質問する手紙を出し、脚本やスタジオのデザインなどの入った小包が送られてきたこともあったそうです。それがきっかけで俳優の道に進んだといくつかの動画や記事で知りました。参考記事

ファンクラブの事務局長になりたいと手紙を何度も送り当時のBBCの担当者にも事務局長にもとても迷惑がられた事が紹介され恥ずかしがるカパルディ。↑

 

こちらはちょっと心温まるエピソード。↓

 

12代目ドクターを演じることが決定して、でもまだ公表はしてはいけない時期のこと。チェコでBBCのマスケティアーズ(現在NHKで放送中)の撮影中にドクターフーのファンのだというエキストラの若い男性にカタコトの英語で「アナタノ ドクターフー、ヨカッタデス。」と話しかけられ、どうやってわかったのだろうと驚いていたら、以前ゲスト出演した回(シーズン4の第2話)のことを言っていた事が判明。カメラ付きの携帯をその場で持っていなかったそのエキストラの彼に誰かから借りてでも写真を撮ろう、カパルディはけしかけたそう。

写真まではいらなそうな表情だったそうですがきっとカパルディがドクターに決定したニュースを聞いたときは大喜びしたでしょうね。

2016/7/21 追記:

どうやらこの彼がその彼のようです!

おおお〜!

カパルディのスコットランド訛りにアメリカのドクター・フーのファンの反応についてのガーディアン紙の面白い記事。

 

カパルディがターディスの鍵を受け取り、12代目のドクターとして登場したが、

インターネットの苦情吐出しツール(akaツイッター)にはカパルディのアクセントについてのファンの嘆きが殺到した。

 

「だいぶ時間がかかってやっとデイヴィット・テナントとマット・スミスのアクセントが理解できるようになったところでカパルディが登場。」

「字幕を表示させないと何言ってるのかわからない」

「父親は2分おきに巻き戻してカパルディが何を言ったのかを確かめてる」

「これじゃDoctor WhoじゃなくてDoctor Whatだ」

 

デイヴィット・テナントもスコットランド人だが(イングランドのアクセントで役は演じたそう)、カパルディはグラスゴー訛り。

プロデューサーのスティーブン・モファットは言う。「皆、潔く認めるべきだよ、スコットランド訛りはセクシーだ。」と。

 

専門家はスコッティッシュアクセントだけが問題なのではなく、

カパルディが早口でスタッカートのついたような話し方をし、文の最後が不明瞭なのが問題なのかもしれない、と分析する。

この話し方は頭の回転の速いドクターというキャラクターを表現するのにはよい方法だが、ドクターが何を言っているのかは不明になってしまう、と。

 

 

 

 

カパルディはグラスゴーのアートスクールの出身だそうで、絵を描くことが上手です。↓

 

 

 

Doctor Whoシリーズ9のブルーレイ スチールボックスのカバーの絵を描かれた方へ自分で絵を描いてお礼を伝えたようです。

 

 

 

 

もう一つ。ちょっと涙が出てしまいそうなQ&Aの答え。

(質問:あなたが長年のDoctor Whoのファンだということは有名ですが、ドクターに実際になってみて知った嫌な側面はありますか?)

カパルディ:たった一つだけある。いつかは終わってしまうということがわかっていること。

(長寿番組である秘訣は?)

C:みんなが何に惹かれているのかはわからない。でも僕は物語の中心にあるほのかなメランコリーな部分なんじゃないかな、と思う。メランコリーなんてマーケティング担当者は嫌がる言葉かもしれないけどね。本作は大きな哲学的な質問を投げかけてくる作品であると同時にロボットやモンスターの出てくる作品でもあると思う。