タイカ・ワイティティ ゲスト回ルッソ兄弟の映画学校

ルッソ兄弟のフィルムスクール。

タイカ・ワイティティ氏がゲストの回を観ました。すごく興味深く面白い!

ルッソ兄弟は本当に本気でオンラインの映画学校をやってくれてるんだ、と思いました。

ルッソさんやワイティティさんのお話で特に興味深かった部分をメモしてたら長くなったので、ブログにあげることにしました。

2人は主題の映画『フラッシュ・ゴードン』について話しながら、作品のいろいろな部分を切り取りながら、構造や、2人の映画作りについても説明していきます。

ジョー・ルッソ: 『フラッシュ・ゴードン』ほど観た映画はないと思う。ビデオで発売された時、僕は宿題をしたりする時にBGMとして流したりもしてたよ。

ルッソ: 時間が限られてる中で、ここ7年くらいマーベルの映画作る際、アンソニーと僕は入念に構成を立てる事を重要視している。

まずはテーマ、数日間はテーマについて話し合う。ボードに大きく書いて、自分たちがこの映画で何を伝えたいかを明確にするんだ。

ワイティティ: 僕は映画の構成を立てるのが少し苦手だから、こうしてピザ・フィルム・スクールに参加できてよかったよ。笑

ルッソ: 君の構成は本能的だよ。ちゃんと構成はあるよ。君のどの映画にも構成がある。全部観たから僕はわかるよ。

タイカ: 映画を作る時、たいがい僕は物語の終わり方、そして始まりから考え始める。

自分が観たいもの、観たいシーン、こういうキャラクター達がこういう関わり方をするのって観たことないから観たいな、とか…そういうアイデアだけ。その先のストーリーは何も考えてなかったりもするけど、カッコいい場面を頭の中で作りあげたり、それらを別々にメモに書き出して、いろいろ動かし、流れをつけて繋げてみるんだ。最後は気持ちが良いエンディングになるようにもする。

何々についての映画を作りたい、と作り始めることはあまりなく、何かちょっとしたきっかけから始まるんだ。音楽とか、こういう衣装をつけたキャラクター、とか。

そこから発展することもあるし、そのままになることもある。

でも、5年後とかに、あ、あの5年前に考えたキャラクター、ここで使えるな、とその時に作っている映画に加えたら、完璧にフィットしたりするんだ。無駄なアイデアってないよね。

『ソー:ラグナロク』に関しては、10才の子達が観たいと思うであろうものを全て投入したんだ。カラフルで力強くエネルギーに満ちた作風、鹿の角をかぶった女性、巨大オオカミ、ゾンビの軍隊、インクレディブル・ハルク、ソー、女戦士、そして突然のジェフ・ゴールドブラム!

「こういう15の要素を投入した映画を作りたい」、と言ったら絶対却下されるよね。でも、マイティ・ソーでは完璧に調和がとれたんだ。

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