I’ve gone to see Any Day Now for four times already, but still can’t get enough of it.
I really love this movie.
Thank you, Travis Fine.
After the Japanese translation of the lyrics of I shall be released, let us review the songs that were used in the film.
There are a lot of metaphorical meanings behind the songs.
(2014/06/25 追記:昨日4回目を観てきました。ちょこちょこ追記していきます。)
まずはI shall be releasedの歌詞訳。
ボブ・ディランの原曲の歌詞でなく、
チョコレートドーナツのサウンドトラックの中で使われた歌詞を聴きとり少し英語を修正しています。
“I Shall Be Released”
They say everything can be replaced
They say every distance is not near
I remember every face
Of every man who put me here
人はどんなものにも代わりがきくと言う。
どこへ行くのにも道は遠い、と言う。
私は私をここに追いやった人々の顔を思う。
They tell you every man must have protection
Then they tell you every man is bound to fall
Me, I swear I see my reflection
Somewhere far beyond these walls
人はみな守られる権利がある、と言い
人はみな落ちていく運命にある、と言う
私はというと
この壁の超えた遠くに自分の姿が見える
I see my light come shinin’
From the west down to the east
Any day now, any day now
I shall be released
私の光が輝きながらやってくるのが見えるの
西から東へと
もうすぐ、もうすぐ
私は解き放たれる
Yonder stands a man in this lonely crowd
A man who swears he’s not to blame
All day long I hear him calling
He’s crying out that he’s been framed
孤独な群衆の中に立つあの男は
自分は誓って何も悪い事はしていない、と言う
一日中彼の叫び声が聞こえる
自分はめられたのだと
But, I see my light come shinin’, come shinin
From the west down to the east
Any day now, any day now
I shall be released
でも私の光が輝きながらやってくるのが見えるの
西から東へと
もうすぐ、もうすぐ
私は解き放たれる
They tell you, they tell you every man must have protection
And they tell you that, tell you that every man must fall
I swear, I swear I see my reflection
Far beyond these walls
人はみな守られる権利がある、と言い
人はみな落ちていく運命にある、と言う
私はというと
この壁の超えた遠くに自分の姿が見える
That’s right,
I see my light come shinin’
From the west down to the east
Any day now, any day now
I shall be released
そう
私の光が輝きながらやってくるのが見える
西から東へと
もうすぐ、もうすぐ
私は解き放たれる
Yes, I see my light come shining
From the west down to the east
And I swear, I swear, I swear my love,
we shall be released
そう、 私の光が輝きながらやってくるのが見えるの
西から東へと
そして誓うわ、誓うわ
愛しい人よ
私たちは絶対に解き放たれる
アラン・カミングや監督のインタビューでも言われていましたが、
どの曲も物語を語っているんですよね。
ボブ・ディランの原曲は冤罪で囚われた男の歌のようですが、
ルディの歌も同じように社会の不条理にとらわれながらも、
これは間違っていると信じ、
きっともうすぐこんな不条理から解き放たれる時代が来る、という意味なのでしょうね。
監督はまたインタビューで歌の収録は撮影の約2週間前に行い、撮影に挑んだ、とおっしゃってました。
最近コーエン兄弟が”インサイド・ルーウィン・デイヴィス”という映画で歌をライヴ撮影したことで話題になっていましたが、
この作品もそうできていたらもっと迫力があったでしょうね。
これだけ映画が人気になっているのに、サウンドトラックのCDが国内では扱われてないようで、
現在はitunesかamazonでMP3版のダウンロードのみのようです。
私はamazonで購入しました。最初はアラン・カミングの曲のみ購入したのですが、
Metaphorical Blanketや使用されたソウルミュージックも欲しくなり、
結局次の日にはアルバムを買いました。
全曲とてもいいです。
リンクから試聴できます。
ちなみにamazon.com には同じ内容でCDもあります。
Any Day Now (Original Motion Picture Soundtrack)
以下、サントラに含まれる曲を中心に集めました。
ネタバレ含みます。
“Come to me” ルディとポールの出会いの曲。
ザ・ガーディアン紙のウェブサイトのインタビュー記事で
「僕の女装は本当に滑稽だし、リハーサルしてもステップが覚えられなくて、
でも、僕じゃなくて基本的に周りが踊ってくれる役で助かったよ」と言っていますが、
えーー!あんなにミュージカル「キャバレー」でもダンスしたりしてるのに、女装してダンスとなると別なのでしょうかね><
Alan says in the interview with the Gurdian, “I think I look ridiculous in drag. We’d be doing rehearsals and I couldn’t get the steps. Thank goodness I’m the person everyone else dances around.”
Ah… Alan, We see you dancing around in the Cabaret, but is it a different thing when you are in drag? 😉
The Honey Cone – One Monkey Don’t Stop No Show
”サルが1匹いなくたってショーは続く”
(こちらもルディのショーで使われた曲でしたが、動画がみつからなかったので)
Oh, one monkey
Don’t stop no show
If you don’t want my love
You’re free to go
サルが一匹いなくなってもショーは続くの
もし、私の愛がいらないのなら
どこへでもいってちょうだい
そんなポールへむけられる歌詞のメタファーが隠されていても、
ポールが来てくれた事がとても嬉しそうなルディでした。
Despite the lyrics, Rudy looked really happy that Paul came to the bar again.
ルディの生い立ちそんなに聞きたいの?ソング。
Rudy’s “You really wanna know about me?” song.
It’s a shame they did not include this track in the Soundtrack.
I like the way how Paul admires Rudy.
There is certainly a great chemistry between Alan Cumming and Garret Dillahunt.
Wonderful casting.
この曲の最後のポールのルディに完全に魅了されたような表情がとても好きです。
この曲はサントラに含まれていないのが残念です。
ルディは自分の過去を話すのを避けますが、
ポールのオフィスにマルコを連れ初めてアドバイスを求めて訪ねた時、目の色変えて”施設がどんなひどいところか知ってるでしょ”、と言ったり、
マルコが家庭局に連れて行かれる時に見せるやるせない表情、きっとルディも同じような事を経験し施設で育ったのだろうな、と思いました。
Rudy avoids to talk about himself, but many moments of this movie make it easy to imagine that Rudy might have had the same experience when he was a child.
0:38~ Miracles by Marty Balin
施設から抜け出し、うちを探しさまよっていたマルコを保護し、
ソファにマルコを寝かし、ずっとこうして一緒に暮らせたら、と思い始めるルディ。
バックに流れるのは Miraclesという曲(0:38辺りから とても音は小さいですが)。
If only you believe like I believe, baby
We’d get by
If only you believe in miracles, baby
So would I
もし君が僕と同じように信じてくれたら
きっとうまくいくよ
もし君が奇跡を信じるのなら
僕も信じるよ
I suppose Rudy was hoping that miracles to happen. :**
ルディはこのままマルコを自分の元においておけたら、奇跡が起きたら、と思っていたのかな、
と思うと切なくなります。
Come To Me
幸せいっぱいのルディたち。
ポールからプレゼントされたテープレコーダーに初めて吹き込むのは
バラード調にアレンジされたポールと初めて会った時の思い出の曲。
ルディの歌をポールと聞くマルコの幸せそうな表情。
How Marco looks happy when he listens to Rudy sing.
So genuine.
監督はインタビューで編集の作業で長時間撮影したフィルムを見続けたけれど
どの瞬間も演技ではなく本物のようだった、というような事をおっしゃってました。
Come to me
When your world is empty and cold
Come to me
When you need someone you want to hold
Come to me
In my arms I will keep you safe and warm
Come to me
I will shelter you from the storm
私のところへ来て
あなたの世界が空っぽで冷たいのなら
私のところへ来て
誰かに抱きしめて欲しいなら
私のところへ来て
腕の中で温かく守ってあげるから
私のところへ来て
嵐からあなたを守ってあげるから
ポールとの出会いの時はポールへ向けた歌詞だと読み取れ、
ここではマルコへの愛がとても感じられる歌詞です。
At the beginning of the movie, this song was dedicated to paul,
and here, it is dedicated to Marco.
I feel Rudy’s infinite love to Marco.
Don’ leave me this way
(映画のクリップからはこの曲が見つかりませんでした)
招待されたパーティでマルコがディスコダンスを披露する楽しいシーンでもあり、
また ”いとこ” と二人の関係を偽るポールにいら立つルディ。
曲の歌詞は
Don’t leave me this way
I can’t survive, I can’t stay alive
Without you love, oh baby
Don’t leave me this way
I can’t exist, I will surely miss
Your tender kiss
So don’t leave me this way
こんなの嫌よ
こんなんじゃ生きていけない
あなたなしじゃ無理なの
あなたの優しいキスがなければ
私は生きていられない
という感じなので
一瞬、事務所のモニカと仲良くするポールにヤキモチを焼いているかのようにもみえますが、
本質はゲイのカップルであると公言できない事に憤りを感じているのだと
テラスに出た時にするポールとの会話でわかります。
Here, Rudy is not upset because he is jealous watching Monica being close to Paul in the party,
but he is upset because they have to hide their relationship all the time.
Love Don’t live Here Any More
”もう愛はここにない”
YouTubeの動画だと途中までですが、サントラだと最後まで収録されていて本当に聴き惚れます。
裁判で負け、正義なんてないのか、と落胆するポールに対し、
黒人の弁護士が「法律学校でそれを最初に習わなかったのか…それでも戦うんだ」という一言。
この黒人の弁護士さんの言葉はどれも重みがありました。
字幕がよく覚えていないのですが、英語でその後、こういう事を言っていました。
“Go home and get on with your life.
I know it hurts like hell at the beginning, but time is a great healer.”
”家に帰って、くじけないで前へ進むんだ。
はじめは死ぬほど苦しいかもしれないが、時間が癒してくれる。”
I really loved every word of the black lawyer.
He must have experienced tons of injustice, but he kept on fighting.
I shall be released
ラストのシーン。
こちらもサントラだとノーカットで聴けます。
動けなくなるようなラスト、エンドクレジットと共にルーファス・ウェインライトのMetaphorical Blanketが流れ、
メタフォリカル・ブランケットに温かく包まれるようです。
動画はなかったので、Lakeshore Recordのサウンドクラウド。
リンクをクリックして聴く事ができます。
‘Metaphorical Blanket by Rufus Wainwright – Any Day Now Soundtrack’ by @LakeshoreRecs on #SoundCloud
追記:2014.8.1.にCDのサウンドトラックが発売されます!(o^^o)