4月22日の「レヴェナント」公開を控え、楽しみ過ぎてルベツキ祭り開催中です。
https://twitter.com/ThePlaylist/status/705443060486959105
上記のツイートのテレンス・マリック監督の”Knight of Cups”関連記事から抜粋し、訳しました。
ルベツキ: アレハンドロと一緒に「レヴェナント」はデジタルカメラは夕暮れや夜間のシーンなど必要最小限にとどめて、ほとんどはフィルムで撮影しようと決めていたのだけれど、驚くことに現地で実際に俳優とテストをしてみるとデジタルカメラのほうがとても適している事に気が付いたんだ。
デジタルは照度がとても低くても撮影を可能にしてくれる上、僕たちの一番の目標、映画自体にもっと入り込める映像が取れたんだ。
だから結局、準備の間にフィルムはすべて送り返してしまったよ。
言葉で言うと簡単なようだけど、長十年も映画をフィルムで撮ってきた中年のフィルムメーカーにとって突然、「デジタルの方が僕らのこの映画には向いてるな。」と言うのは結構衝撃が強いものなんだよ。
「レヴェナント」の撮影中、ご自分の年齢のことをお話しされてましたが、アレハンドと初めて一緒にされたコマーシャルの仕事の頃と比べてどうですか?
アレハンドロと初めてCMを作った時のようなエネルギーはもうないと思うよ。
42時間ぶっ通けだった。あれは規律が足りなかったとも言えるよ。
僕たちは要領が悪かった。まだ学んでいる途中だったんだ。
ハードロックを演奏しようとしてるけどギターのチューニングがなってなかったり、ドラムが少し遅れてたり、ちゃんとしたバンドの音色になってないミュージシャンのようだっだのさ(笑)。
https://twitter.com/ThePlaylist/status/704700804855435264
エマニュエル・ルベツキ撮影監督の悩殺ウィンク。;D
リツイート数が少ないのは納得いきません。
もう一つ、こちらもとても良い記事なのですが、夜も遅いので特にメモしておきたいとこだけ、とりあえず。
オスカーも2度受賞し、3度目のノミネートの可能性も高いですが(ノミネート発表前の記事)、これから達成したいことは?
僕は職人。君は「二郎は鮨の夢を見る」という寿司職人の映画を観たかな。
ああいう ”やっといろいろなことがわかるようになってきた” というような気持ちがあるよ。
いろいろな道具の使い方とか。そして、まだまものすごくだたくさん学ばなければならないもの、練習し、実験してみなければならなことがある。オスカーとかは大きな意味は持たないように思える。それより、僕は自分の技能をもっと磨いていかなければならないと思うね。
「二郎は鮨の夢を見る」、ネットフリックスにあって、しばらく前に観ようとマイリストに入れておいたままでした。ルベツキ先生がメンションされた作品とあっては観る意気込みも変わります。 :)
https://twitter.com/peppers_attic/status/704216941825626113
ルベツキ祭り 関連記事:
バードマンを語るときに我々の語ること What we talk about when we talk about BiRDMAN.
ハビエルが神父役を務める映画To The Wonderナレーション (撮影:ルベツキ)
“この作品自体に光があると思う。” 映画Biutiful ビューティフルについてかたるイニャリトゥ監督