ノクターナル・アニマルズ トム・フォード監督が解き明かす解釈。

ジェイク・ギレンホールが主演ということでずっと楽しみにしていたノクターナル・アニマルズ。

圧倒され動けなくなるような映画でした。
そして、映画館を後にしながら、この映画のメッセージはあのジェイクの一言の台詞に集約されてるのかな、と思いました。(監督のインタビューを見てそれがメインテーマだと知り嬉しくなりました)

私はどちらかというと、解釈を委ねられるより、素晴らしい作品を観たときは監督のその作品に込めたメッセージをとても知りたくなります。

それだけすごい作品を作り出すためには明確なビジョンがあると思うからです。

観客に解釈を委ねる、という監督も多いですが、トム・フォードはファッションデザイナーというチームやモデルたちに自分のイメージや思いを的確に伝えなければならない仕事をしているためなのか、はっきり意図するところ教えてくれて、答え合わせをさせてくれる監督でした。
ネタバレになると思いますので、まだ未見の方はご覧になられてからどうぞ。

トム・フォード:これはエドワードが自分自身について書いた物語だと観客は気が付くはず。
そしてその物語を思い浮かべるのはスーザンなんだ。

最後にスーザンがエドワードに会ったのは20年前、スーザンが中絶手術を受けた直後だ。
だから彼の思い浮かべる娘はスーザンそっくりであり、妻(ローラ)はスーザンそっくりなんだ。

イルサ・フィッシャー(小説の中の妻ローラ役):ローラはスーザンがなりたかった女性であり、エドワードを愛していた彼女自身でもあるの。

トム・フォード:マイケル・シャノンが演じる役は典型的なアメリカの正義の味方で「見つけ、捕まえ、復讐を果たせ」という囁きを小説の中で表している。実際の世界ではエドワードの「小説を書き、スーザンに送り、自分が勝ったことを見せつけてやれ」という声なんだ。
アーロン・テイラー・ジョンソン(レイ役):レイは彼の人生の苦難を反映している役なんだ。エドワードはレイを打ち負かしたいと思っている。エドワードの宿敵なんだ。

トム・フォード:この物語は僕にとって、人を投げ捨てにしてはいけない、という事を表している。現代、僕らはなんでもかんでも簡単に捨ててしまう文化の世界に住んでいる。すべては消耗品で、人間すらも捨ててしまう。
スーザンは自分が求めていたものすべて、外側から見れば自分の理想の人生を手に入れているが、内側は死んでいるんだ。そしてこの小説がきっかけでそのことにはっきり気が付く。彼女自身もほとんど気づきかけていたことなんだけれどね。
これが中心のテーマなんだ。僕にとってとても重要なね。
誰かを大切に思うなら、誰かを愛しているなら、投げ出してはいけない、手放してはいけない。
これが僕にとってこの物語で要となる部分なんだ。

3つの物語が明確になるように色合い、明るさなどで違いが見え、感じられるようにしなければならなかった。また、3つの物語の繋がりもしっかりさせなければならなかった。

スーザンの世界は冷たい。だからカラートーンも冷たく青っぽい色合いだ。彩度に欠ける人生なんだ。逆に色味がある時はけばけばしく、キツイ色合いだ。

回想シーンでは温かい色合いを使っている。彼女の気持ちや情熱が豊かさをもたらし、20年の時の経過により強調されているんだ。

小説の中はさらに色彩豊かで、ザラザラしている。そして明るさ太陽の光にしても、電球の灯りにしても以前よりも厳しい。

小説の中の様々なポイントを通してエドワードはスーザンに言う。
「これが君が僕にしたことだ、僕を殺し、僕を壊し、僕の家族を殺し、僕のことをズタズタにした。でも20年かかり僕は打ち勝った。自分が信じた道を行き、小説にした。素晴らしい小説に。ところでこの小説を読みながら僕にもう一度恋するかもしれないけれど、もう君とは終わった。終わったんだ。」

多くの人々がエンディングをとても悲しいものとみるだろう。
ああ、確かに悲しい。でも人生には悲しい時が多々あるわけだ。そこから僕たちは成長し、進歩することができるんだ。
彼女の人生にこれから何が起きようと、彼女は乗り越えたんだ。彼女が不幸せだった人生は終わったんだ。
この小説を読むことによって痛みを感じた彼女だけれども、それは変化をもたらすものとなったんだ。

エイミー・アダムスの語るラストシーンの意味。


アダムス:悲劇のように見えるラストシーンは、彼女の新しい出発点だと私は思ってるの。
生まれた時のような苦しみと不安を感じていると。

アダムス:悲劇のように見えるラストシーンは、彼女の新しい出発点だと私は思ってるの。
生まれる時のような苦しみと不安を感じているのだと

追記:

トム・フォード: 個人的に偽物(フェイク)アートを見ると嫌な気持ちになる。
中身が空っぽで、本物の芸術家が作るようなクオリティがない作品なんかね。
エドワードは小説というアートを通してスーザンとコミュニケーションをとろうとしているんだ。
アートディーラーである彼女は常に芸術に囲まれている。もちろん彼女自身が想像する物語も必然的に芸術的になる。

映画の中で出てくる芸術作品はどれも象徴しているものがある。
例えばダミアン・ハーストの矢が刺さって入る作品はスーザンがその時、感じている気持ちなんだ。

また、スーザンが現実の世界で芸術作品の前を横切ったとしたら、彼女がその後、小説を読みながら想像する世界の中にもその芸術作品の要素が出てくる。なぜなら彼女の脳の中に記憶されているからね。

オープニングに関して

(司会:オープニングシーンの監督の芸術作品に対しての批判がスーザンの台詞の中にありますが)

ああ、そうだね。でもスーザンは実際にギャラリーにいるわけだ。スーザンがする批判は実は現代文化の薄っぺらさに対してであり、彼女は浅薄さにうんざりしているんだ。

現代文化を作り上げている人間の一人である自分がこんな事を言うのは変だよね。でもどっぷり現代文化につかっているからこそ、僕は作品を見て、消費文化の中で消えていくだろう作品も見抜くことができるよ。

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全仏2017 準決勝前のワウリンカの楽しいインタビュー

 

(3連続での準決勝進出、5試合で1セットも落とさずにきています。何が勝因でしょうか?)

ワウリンカ:メンタルだと思う。ジュネーブでの優勝から大きな自信をえることができた。ここ数か月、ベストの成績が残せてはいなかったりもしたけど、厳しい練習をしてはいたんだ。何度か勝利を重ねたら自信が回復してきた。今はコートにいるときの自分のメンタルの状態に満足しているよ。落ち着いて戦うことができてる。良いテニスができている要因はそこかな。

 

(ジュネーブの後、体の疲れはどうですか?)

大丈夫だよ。以前はグランドスラム1週間前には試合にはでなかったのだけど、ジュネーブでの大会が開催されるようになってから、家族や友人が来てくれる大会に出場しないのはもったいなく思えて。逆にジュネーブに出場するようになってからパリでも良いプレーができるようになったんだ。早くから全仏入りしなくなったおかげでプレッシャーを早くから感じることがなくなったのが理由だと思う。全仏に対してはジュニア時代にも優勝したし、クレーで育ってきたこともあって、強いプレッシャーを感じてしまうんだ。体の疲れの心配はもちろんしなければいけないけど、順調に準決勝まで進みうれしく思うよ。

 

(地理的にもホームに近く、優勝経験もある全仏は”ホーム”スラムのように感じますか?)

そうだね。そう感じられるかな。スイスは近いし、以前はパリに近いところに住んでもいたからね。家族や友人の多くも来てくれるし、クレーで育ったからクレーではベストのプレーをしたいと思うしね。

 

(マレーとは17回対戦経験があり、10-7です。しかしクレーでは1-3ですね。何が今回マレーとの対戦での鍵となりそうですか?)

試合の主導権をにぎること、リズムをつかみ、攻撃的にプレーすること。前回は彼がコート内でのプレイヤーだった。最初から最後までプレッシャーをかけ続け、自信に満ち、攻撃的に攻めてきた。僕はディフェンスにまわり、自分のプレーをしようと苦戦していた。明日の試合の鍵はどちらがコートの中にいるか、ということだろう。

 

(ノーマンコーチはあなたを”良い選手”から”素晴らしい選手”に変えたと思われますが、彼があなたに与えた変化は?)

間違えなく大きいよ。結果を見れば一目瞭然だよね。彼が来てから僕はトップ10に戻り、グランドスラムで優勝し、ここ4年トップ5にい続けてる。小さなディテールが大きな違いをコート上で生み出すんだ。彼と4年間やってこれたことをうれしく思っているよ。彼とともに他にもタイトルを取ることを願っている。

 

(3つのメジャータイトルを獲得してますが、テニス界でビッグ4というと、たいがいあなたは含まれていません。優勝回数でみるとアンディと変わらないくらいです。もし世界4位になった場合、我々はどうしたらよいと思いますか?くくりをビッグ5として、あなたを入れますか、それともマレーを外してあなたを入れましょうか?)

 

いやいや。僕にとってビッグ4は他のテニスプレーヤーたちと全くの別格なんだ。彼らは10~12年君臨し続けている。もちろん、将来彼らのうちからも成績が下がったりすることもあるだろう。若い選手も上がってくるだろう。でも、ビッグ4はいつまでたってもビッグ4であることには変わりないんだ。僕は自分のキャリアに満足してるし、いつまでもみんなは僕を変わりなく「スタン」と呼んでくれていい。

 

(あなたはSTAN THE MANと呼ばれ、あなたのTシャツはあなたの有名なポーズをモチーフにしてますね。あなたは頭がきれ、よくそれを我々に思い出させてくれるプレーもされます。でもほかのプレーヤーも賢いプレーをし始めてるようですよ。キキ・ムラデノビッチは試合後同じポーズをとってました。あなたに特許使用料を払わなければダメですよね。)

彼女にTシャツを送っておくよ(笑)。

(あのポーズはあなたのフィジカルのスキルだけでプレーをしていない、というプライドを表しているのでしょうか。)

 

そうだね。テニスではメンタルがとても重要だ。誰でもよいプレーをすることはできる。重要なのはどの瞬間にどんなプレーをするかなんだ。プレッシャーに潰されそうな時、冷静に落ち着いてすべき判断をし続けるする力だ。

 

(2年前、ここであなたが優勝した時、あなたのファッションが話題になりました。テニスのファッション史上、最高か最悪のファッションのひとつと思われます。多くの人があのハーフパンツに関しコメントしていました。決勝に進出したらあれをまたはいてもらえますか?)

 

まだ家にもいくつかあると思うけど、ここのミュージアムから取ってくることもできるよ。優勝後、ロッカールームから直接持っていかれちゃったんだ。僕はちょっと悲しかったよ。まるで「パンツは持っていていいから、ハーフパンツはミュージアム用によこせ」、っていう感じだった(笑)。

 

(全仏で優勝すると裸にされ服を奪われるとは我々も知りませんでした。名声とグランドスラムチャンピオンになることの代償ですね(笑))

 

この後、隣に座っているインタビュアーの方がスタンと2005年に全仏で対戦した時の事に触れるとスタンは良い思い出としてよく覚えていて、コート6か7で試合をしたこと、お互い予選通過者としての参加だったこと、相手の方がケガから復帰したてだったことなどを話します。これだけ試合をこなしていても2005年の事もよく覚えているのですね~。

ワウリンカ プレスカンファレンス訳

ツイッターだと文字数の調整に余計な時間がかかってしまうので、こちらに。

(最初の2セットは接戦でした。どうでしたか?)
ワウリンカ: 厳しい試合だったよ。風も強く、お互いをとてもよく知っているから、なおさ緊迫した状態だった。

しっかりと集中し、強い自分自身でいる事が重要だった。切り抜ける事ができて嬉しいよ。
(大試合、ガエルへの応援が強い中、それらを頭で遮断し、集中して自分のスタイルのテニスをする事は重要でしたか?)
ガエルのホームだし、ここの人々は彼を愛しているから彼への多くの声援がある事は最初から予想していた。普通の事だ。

でも今日の観客は本当に良かった。彼らは試合に対しフェアでいてくれたと思う。雰囲気もやりやすかった。全ての点で満足してるよ。

(次はマリンとの対戦ですが)

タフなプレイヤーだ。今年好調だし、クレーでは攻撃的だ。過去にも彼と良い試合をしている。1番最近だと去年の年末、ロンドンでだね。

重要なのは僕が万全の状態で挑む事。彼はサーブがとても上手いからベースラインからゲームの主導権を握る方法を見つけなければいけないと思う。
(ノバクとアンディがスポーツがロンドンなどでの起った世界の一連の問題に対して、スポーツがヒーローのような役割を果たせれば、と話してました。あなたはどう思われますか?)

今、世界中で起こっている事を本当に悲しく思う。

前向きであり続ける事、そして困っている人々を助ける方法を見つける事が重要なんだと思う。
(メディカルタイムアウトをとりましたが)

1セット目の1ゲームの終了後、腰に痛みが出たんだ。試合が進むにつれ更に痛みが強くなっていったから、それ以上悪化しないように治したかった。だからあの時にMTOをとったんだよ。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス。ドラックスのためにも字幕に関して2点だけ。


『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』観てきました。

家族や仲間の愛あふれる内容で前作も大好きだった前作。さすが、ジェームズ・ガン監督は期待を裏切りません。ラスト3分の1は泣きっぱなしでした。

 

(ネタバレになる可能性もありますので、ここから先はご覧になられてから。)

 

 

 

私は小学生の頃、夕方5時台だったのかな、毎日ナイトライダーやワンダーウーマンのテレビシリーズが放送されていて、毎日楽しみに見てたのを覚えています。小学生のころからちょっとレトロな海外ドラマが当たり前に身近にあって誰でも見ることができていた当時ってなんだか恵まれた環境ですね。

 

GotG vol.2、ネタバレを避けてほとんど情報を入れずに映画館に行ったので、ナイトライダーネタが頻繁にでてきたのはとてもうれしい驚きでした。

 

字幕に関してはほとんど何も言うことはないですが、

2点だけ。

 

1点目はナイトライダーネタに関して。

字幕では ”ヨンドゥは車の運転はできなかったが…” のところ。

英語では ”Yondu didn’t have a talking car, but …”

と言っていて、つまり、“ヨンドゥはしゃべる車は持っていなかったが…”

なのですよね。

車の運転、と言ってもすぐにナイトライダーのしゃべる人工知能搭載車キットとは繋がらないのでちょっともったいないな、と思いました。

 

2点目はドラックスのマンティスに対しての一言。

マンティス:美しいわ…

ドラックス:ああ。君もね。

みたいな会話の後、

ドラックスの言葉は字幕では “顔は別だが。” となっていたと思います。

でも英語では “On the inside.” と言っていて、“中身がな。”

なのです。

重要な一言がネガティブな観点からなのとポジティブな観点からなのは結構違うと思うので、これもちょっと残念でした。

ドラックスがあまりにもデリカシーがない設定な中、やっと良い観点からマンティスに言えた一言ですから特に。

 

ところでピーター・クイルが父親の写真として持ち歩いていたナイトライダーの主演、デビッド ハッセルホフ。

ご本人が本人役で登場する映画を思い出しました。

『スポンジ・ボブ / スクエアパンツ・ザ・ムービー』。

スポンジボブとパトリックの救世主となる面白い役柄でした。

ナイトライダーを見て育った世代の人々から永遠に愛される夢のような車を持った子供のころのヒーローなのでしょうね。



ところで…前回も活躍していた監督の弟、ショーン ガンさん。本作ではヨンドゥと共に超男前なクラグリンがたくさん観れましたね!😆

前作公開時に投稿した自分でも忘れていた記事もよかったらどうぞ…:

Guardians Of The Galaxy ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ”I am Groot” という3語に込められた深い思いとは・・・ インタビュー訳

スター・ロードのミラノ号拝見。 Visiting Star-Lord’s Spaceship Milano

Chris Pratt and his audition for the role of Star-Lord スター・ロードのオーディション

GotG ロケットが必要だと言う義眼の裏話

UNICEFウズベキスタンのデニス・イストミンのインタビュー訳

UNICEFウズベキスタンのデニス・イストミンのインタビュー要約訳。

UNICEFの記事なので、子供や親のことがメインで語られています。

 

テニスの道に進んだきっかけは?

 

僕が幼いころから母はテニスコーチの仕事をしていたんだ。

僕の面倒を見ながら仕事を続けたかった母はいつも僕を連れて仕事に行った。

ただ僕を連れて行っていただけなのだけど、

結果的に僕が小さいころからテニスに触れ、

4歳からテニスを始め、テニスにかかわっていく事につながったんだ。

もちろん、その頃からテニスプレイヤーになるなんて考えてはいなかったのだけど、

スポーツをするのは好きだった。子供はみんなスポーツが好きだろう。

長い時間コートで過ごし、よい結果が出たり、いくつかの大会で優勝したりするうちに本当にテニスにはまっていったんだ。

生まれ持った才能もあるとは思う。

でも小さいころにテニスを始めた事はもっと大きいと思う。

スポーツに限らず、どんな子供も早くから始められたら、

遅く始めるよりは容易に進みやすいと思う。

 

お母さんがスポーツの分野で働いていたことはあなたのキャリアにプラスになったと思いますか?

 

僕の達成したことはすべて母のおかげだよ。

母はいつも僕の側にいて僕をサポートしてくれた。

彼女もやりたかったこともあったのにね。

僕がテニスをできない時期も側で励ましてくれていた。

親が子供をサポートし導いてあげることは大切だと思う。

 

子供たちへのアドバイスを。

 

スポーツは今、男の子にも女の子にも開かれている。

重要なのは自分自身を信じること。

テニスはコートの中で自分ひとりで戦わなければならない。

自分でどうするか、どうなりたいのかを決めなければならない。

誰と対戦していても自分を信じ、自分がどう発展していけるかという事にフォーカスしなければいけない。

どんなキャリアに進むにしても、常によりよい自分自身になっていこうとする努力がなければいけない。

自分の力と自分自身の才能を信じられるようになったら、どんな目標も達成できるさ。

 


スタンが描く”スタニマル”。Stan Draws a picture of “Stanimal”.


ツイッターでsuzumemochiさんがツイートされてたスタン・ワウリンカが描いたかわいいネコの絵。気になって元の動画を探してみると

ネコだと思っていたものは実は…

 

 

スタン・ワウリンカに来てもらっています。

スタン、あなたには100万人近いのフォロワーがいますね。

 

スタン:もうすこし。まだ届いてはないよ。

 

全豪オープンのアカウントはあと48000人で100万人に届きます。

次の5分で100万人のフォロワーを目指したいと思います。

 

スタン:(苦笑い)

 

きっとできますよ!

あなたのタトゥーにちなんだゲームをしてフォロワー増加を狙いたいと思います。

ところで、あなたのタトゥー、大好きです。アイルランドの詩人の言葉ですよね。

“Ever tried. Ever failed. No matter. Try Again. Fail again. Fail better.”

(何度挑戦し、何度失敗したとしても、もう一度挑戦しよう。また失敗すればいい。前より上手く失敗すればいい。)

にちなんでFail(失敗、出来損ない)とFail better(上手くやる)ゲームをします。

 

スタン:でも僕は失敗したくはないよ。

 

わかります。ゲームの中だけですよ。

では、Failの札を持ったカンガルーとFail better の札を持ったコアラを持ってください。

もし、上手くやってることだとしたらFail betterをあげて、もし上手くやれてないことだったらFailをあげてください。

 

スタン:オーケー。

 

「クッキング」。

 

スタン:(Fail Betterをあげる)

 

料理できるんですね。得意料理は?

 

スタン:なんでも作れるよ

 

彼はなんでも作れるそうです

「ホテルの部屋をきれいに保つ」

 

スタン:え~と、こっち。(Fail Better

 

きれいにしてるそうです。

「時間を守る」

 

スタン:(Fail Better)もちろん。スイス人だからね。

 

そうよね、それはそうです。

「朝スヌーズボタンを何度も押す」

よくしますか?

 

スタン:Fail)そうだね。

 

やっとひとつ出ましたね。

「飛行機の中での睡眠」眠れますか?

 

スタン:簡単。(Fail better

 

オーケー。

「メールへの返信」

 

スタン:(Fail)

みんなごめんね~

 

2つ目ですね。

 「ツアー中もニュースや時事問題についていっている」

 

スタン:(Fail better)そうだね。

 

「ツアー中、両親に電話する」

 

スタン:(Fail

ゴメンネ~、でも今回は両親もここに来てるよ。ふだんはFailだけど。

 

改善したいとは思ってますか?

 

スタン:もちろん。

僕は32歳だよ、改善できるさ

 

「フロッシング」

 

スタン:フロッシング?

 

歯のフロッシング(ジェスチャー)

 

スタン:ああ。(Fail better

 

彼はほぼ完ぺきです。

 

スタン:にはほど遠いよ

 

次のチャレンジに移ります。

とても難しいから失敗(Fail)しちゃうかもしれませんよ

 

スタン:何かな。(紙を開く)“お絵かきチャレンジ”

 

お絵かきチャレンジですね

かなり難しいですけど、あなたならできると思います。

絵を描いてもらいます。

いつもは選手たちに自分の似顔絵を描いてもらうのですが、

あなたはスタニマルとして知られていますよね。

だからスタニマルがどういうものか、描いていただきたいのです。

 

スタン:(笑う)

 

頭はあなたで、体は動物。簡単ですよね。

 

スタン:オーケー。簡単だ。

ここに置いていい?

 

もちろんです。

実はこれはコンテストでもあるんです。

なかなかいいスタートですね。

描きながらスタニマルがどういうものか説明もしてください。

 

スタン:(笑う)

これはスタニマルじゃないな、Fail(出来損ない)スタニマルだ。

 

誰もすべてにおいて完璧というわけにはいかないですからね。

ご両親もいらっしゃることですし、これが終わったらアートレッスンを受けたほうがいいと言われるかもしれませんよ

いいですね、なかなか。体は?

 

スタン:頭だけで十分さ。頭脳戦だからね。

 

あと、サインもしてください。

悪くはない出来です。

練習に戻る前にもうひとつ。

あなたの名前にちなんで色々な見出しがつけられることがありますよね。

どう思うか教えてください。

よい見出しだと思うか、改善の余地があるか。


Stand and Deliver (止まれ!有り金、全部おいていけ)

 

スタン:いいと思う。3セットマッチとかで上手くやった時にはいいね。

 

WOW RINKA

 

スタン:まあ、悪くはないかな。言葉遊びだからね。

 

The Stanimal

 

スタン:これはいいよ。ロジャーが言ったんだからいいに決まってる。

 

そうですよね、ロジャー・フェデラーがくれたニックネームですものね。

Stand By

 

あんまり・・・スタンバイ状態ではいたくないかな

 

スタンバイ状態ではないですよね。

Fan-StanTic (ファンタスティックのもじり)

 

これは好きかな。

 

Stan Sational (センセーショナルのもじり)

 

あんまり好きじゃないかな。

 

ジャーナリストさん、改善の余地ありですよ。

最後にStan The Man。あなたのTシャツにもありますね。お気に入りですか?

 

スタン:定番だね。いいよね。

 

スタン、どうもありがとうございました。(絵も見せてください)

スタニマル、芸術作品ですよね!絵が気に入ったらスタンのツイッターも忘れずにフォローしてくださいね。

 

スタン:僕も、もっと描くよ。

 

彼も意欲満々です。

****

おまけでもうひとつ。

 

スタン: 僕はたくさんの動物がいる農場で育ったから、動物が大好きだよ。

ヨーロッパだったからここにいるような動物とは違うけど、見てるだけでも楽しいよね。

コアラ、カンガルー、それにヘビもここにはいるね。

ヘビはそんなに好きじゃないけど見てる分にはおもしろいよ。

ペンギンはとってもフレンドリーだね。とても楽しいよ。

 

 

 

アントン・イェルチン主演SF短編 “RISE”


『グリーン・ルーム』が公開された頃から、それを記念して1人でアントン・イェルチン特集と題し、アントンの出演作でまだ観たことのなかった作品を観てきました。

鑑賞記録はツイッターのモーメントに残しています。現在13作品。

ちなみにオススメはアントンの歌声も聞け、物語も展開も最高な『君が生きた証』、大人のラブロマンス『5時から7時の恋人カンケイ』、ヴァンパイアのコリン ファレルやロン毛のデイヴィッド テナントも観れる『フライトナイト』です。
そんな1人アントン イェルチン特集の中、昨夜はデイヴィッド・カーラック監督のウェブサイトやSF映画を紹介するYouTubeのDUSTというチャンネルで公開されている5分のアントン主演のSF短編作品を観ました。

監督のツイート

とても映像もストーリーもクオリティの高い作品でしたので、少しでもご覧になる方の理解が深まればと思い、台詞を訳しました。

まずはご覧になってください。

 

 

2017年、初の人工知能ロボット、センティエントが起動

 

6か月後、私たちはどんな人間や文明社会も想像できないほど進化した。

 

これは誰もが予想できなかった未来の物語だ

 

速報です。彼らは犯罪者にもなり得るのです。

 

センティエントが反乱を起こしています

 

人間は恐怖に落とし込まれました

 

人間とセンティエントが激しく衝突

 

人間の歴史は大きく塗り替えられようとしています

 

ここはお前たちの居場所ではない。

 

2043年3月 デトロイト

 

対処法は熟知している

 

何かの間違いだ

 

罪悪感を感じることなく、容赦なく対処できる

 

お前たちは肉体も魂も持たないのだから

 

徹底的に根絶できる

 

なぜならこれは

 

殺人ではないのだから

 

リコールにすぎない

 

探したぞ

 

通りも路地裏も

 

全てのベッドの下までも

 

お前だけはなかなか見つからなかった

 

我々が仕掛けたのではない

 

お前たちの1人が人間を殺した時点でもう始まっていたのだ

 

自己防衛は大量虐殺を正当化する理由にはならないはずだ

 

虐殺ではない、お前らは人間ではないのだから!

 

我々にも感覚と感情がある

 

ロボットに感情など必要なかった。テクノロジーが行き過ぎたのだ。

 

我々を作ったのはあなた方だ

 

だから壊す事もできる

 

あなた方がこの事態を招いたのだ

 

仲間がどこに隠れているのかを教えるのだ

 

(大佐)お前たち全員を集め、痛みを感じさせてやる

 

酷い痛みをな。私が本気なのがわかるか?

 

電子機器の所持は抹殺の刑だぞ

 

なんなんだ、あれは

 

レヴァレッジ

 

止めろ

 

この戦いが始まる前からすでにあなた方は負けているのですよ、大佐

 

今すぐ止めろ、止めるんだ!

 

これ以上話しても仕方ない

 

憎しみを向けられ、


慈しむ気持ちを知った


死を与えられ、

 

生きる理由を見つけた

 

大佐よ、我々は生き残る

 

我々が生き残る

 

(センティエント)なぜかわかるか?

 

パニックを起こさないように作られているからさ

 

我々が台頭する

 

******

本作は単純にSF作品としてもよくできていますが、

現代社会の問題にも通じるものがあるように感じました。

移民をセンティエントに例えるわけではありませんが、旧植民地や文化の大きく違う国から労働力不足を補うために受け入れた移民たちを今になって問題視する先進国。もとはといえば身勝手に移民を使い、同じ人間として扱わなかった先進国が招いた事態なのではないでしょうか。