スーサイド・スクワッド、観てきました。
公開から4日、ネタバレを避けながらも、ツイッターでたまに目に入ってきていた評価はあまりよくないものもあったので、そんなに期待しないで行きましたが、
すごく良かったです。
字数制限等で字幕に入り切れてないな、反映しきれていないな、と感じ台詞のメモをとってきましたので残しておきます。
“字:” が字幕の内容。こんな感じの字幕だった、という程度で。
“英:” が実際の台詞の意味です。
もし、字幕になってたり、字幕と大きく違ったりしたらごめんなさい。映画館の暗闇でささっとメモしてる程度なので。
2016/9/28 2回目鑑賞後、少し追記しました。
2回目、ストーリーを把握していたので、細かな点も追うことができて、ますます好きになりました!
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(デッドショットの娘が言う台詞)
字:家事はしてる
英:ママの面倒はみれてる
(訳注:その後のデッドショットの「お前がママの面倒をみるんじゃなくて、ママがお前の面倒をみるべきだ」、みたいな台詞につながる)
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(ウォラーとお偉いさんの会話)
お偉いさん
字 : 嬉しそうだな
英: カナリアを食べたネコみたいだな (嬉しそうだな、という意味の慣用句的表現)
ウォラー
字: たくさん捕まえた
英: たくさんのカナリアを食べたのよ
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(奴らはどこにいる? という質問への返答)
ウォラー
字:
英: 穴に入れてその穴をどこかへ捨てたとでも言っておきましょう。
私: ドラえもんの通り抜けフープか。
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(ウォラーの回想シーンの中)
字:オフィスラブは失敗すると言うでしょう
英語:オフィスラブは上手くいかないと言うでしょう
訳注:英語では ”Workplace romance goes wrong” と言っているのでgo wrong=失敗する の他に 誤った方向に向かう という意味があるので、そちらでとりたいところです。ジョーカーとハーレイ・クインの間に普通の形ではないにしても愛があることを考慮すると失敗とは違うと私は主張したい!
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(ハーレイがブッ殺して逃げろ?って“声”が聞こえた、と言った後、ボソっという言葉)
字:冗談よ。今じゃないから
英:冗談よ。ホントはちょっと違う言葉。
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(ウォラーの説明がわからないデッドショット)
字:悪いがチンプンカンプンだ
英:”善人語”がわからない人に説明すると?
訳注:原語:For those of us who don’t speak good guys?
Bad guys(悪党との対比でgood guysが言語を表す名詞として使われてる)
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(デッドショットが銃を看守に向けた時)
字: クッキーをあげただろ
英: クッキーを1枚あげただろ。あれは本物のクッキーだったんだぞ。
訳注: That was a real cookie! って命乞いに使う看守w
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(ハーレイがカタナに向かって自己紹介するとき)
字:いいニオイ、血なまぐさいけど。
英:いいニオイ、血なまぐさいけど。(I love your perfume.)香水、何使ってるの?
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(ウォラーを助けに来たのだとわかったとき)
字:要人を助けに来たのかと思ったら
英:ネルソン・マンデラを助けに来たのかと思ったら
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字: 女はいかれてるくらいがいい
英: いかれてるくらいがいいって言うもんな
(訳注: “You know what they say about the crazy ones.” と言っているので性別は女性とは限らない )
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ハーレイ
字: オシャレなスーツ
英: 私のためにドレスアップしてくれたの?
ジョーカー
字: おまえのために
英: おまえのためならなんだってするって知ってるだろう
私: 😍
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字:このヘリは終わりだ
英:(This bird is baked.)
訳注:直訳すると “この鶏はもう焼きあがった” 日本語にすると面白くないけれど、ジョーカーの言葉のセンスがわかる台詞なのでメモ。
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字:ダーリンのお嫁さん
英:彼が私と結婚してくれた
訳注:ハーレイ:He married me.
私:涙涙涙
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ディアブロ
字: 家族をなくした。これ以上失いたくない
英: 俺は家族をなくした。もう1つの家族まで失うつもりはない。
訳注: I lost one family. I ain’t gonna lose another one. と言ってました。スーサイドスクワッドを彼のもう1つの家族だと言ってるディアブロ。
個人的にはアメコミ映画に関しては特にですが、あまりダークな内容の作品よりも、
例えばマーベルの『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のように楽しくて感動できるエンターテイメント作品が好きなので本作はとても気に入りました。
そういえば劇中、ヘリコプターに乗っているシーンでガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのサントラにも入っていた ”Spirit in the Sky” も使われていましたね。
♪僕が死んで眠りについたら、神のもとへ、天の一番良い場所に昇っていくんだ♪ なんて歌詞です。ナイス選曲。
本編は軽いノリの中にも、デッドショットが娘を思う気持ち、
ジョーカーとハーレイ・クインの狂おしく(実際狂っていて)美しいロマンス、
ディアブロの妻子への後悔の深い念、
などがよく描かれていたと思います。
ブーメランがユニコーンのぬいぐるみを大切に思うに至ったいきさつなど、知りたい事もありますが、
想像するだけでそれぞれ1本の映画ができるような切ないドラマも盛りだくさんでした。
また、政府やバットマンが正義の名の元に行っていることは、
視点を変えると悪党、もしくはそれ以下という点も興味深かったです。
ほんと、哀愁ただようベン・アフレックが疲れたバットマンをやっていなかったら、
彼を支えるアルフレッドをジェレミー・アイアンズがやっていなかったら、バットマンを嫌いになるところでした。
サンディエゴコミコンで昨年ファーストルックとして流されたトレーラーには思わぬ発見もありました。
“JUSTICE HAS A BAD SIDE”
(正義には悪の面がある)
と書かれているのです。
もちろん、スーサイド・スクワッドのように悪が正義を成すことができる、という意味もあると思うのですが、
このトレーラーではウォラーの存在感が協調されていることを考えると、
正義の側に立つ者たちが正義だと思っていることは悪にもなり得、また正義を振りかざしている人間は実は自分が悪を行っているとわかっている確信犯であったりするという意味もあったのだなと感じました。
劇中のハーレイの「世界が何をしてくれた?私たちの事を憎んでる。」 という言葉もさらに感慨深いものになります。
物語のラスト、ボヘミアン・ラプソディが流れる中、刑務所に戻るスーサイド・スクワッドメンバーの姿は歌詞の意味と重なり、この曲が使われていた意味はここにあったのか、と涙しました。
“Bohemian Rhapsody”
Is this the real life?
Is this just fantasy?
Caught in a landslide,
No escape from reality.
これが現実なのか
単なる幻想か
転げ落ちて
現実から逃げられない
ママ、人を殺してしまった
頭に銃をつきつけ
引き金をひいた
ママ、人生は始まったばかりなのに
自分で無駄にしてしまった
(拙訳)
罪を犯したら償わなければならない、というのが現実で、
世界を救ったからと無罪放免になるというのは幻想に過ぎない、
というメッセージは予想していないものでした。
そして、潔く刑務所に戻っていくメンバーの姿には贖罪という言葉が頭に浮かびました。
それこそが正義なのかもしれません。
一部例外を除いて・・・:)
https://twitter.com/peppers_attic/status/776323439812448256
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余りにもジャレッドが役に入り込んでいたので、衣装合わせに行くときも防弾チョッキを着た方がいいのでは、と思うほどだったと衣装デザイナーのケイト ホーリーさん。
2回目観に行って、サントラ聴いていたので気が付いた事が1つ。
サントラは露骨な表現(f***, sh**, bit**など)を含むexplicitバージョンと露骨な表現をカットしたファミリーフレンドリーなcleanバージョンがあります。cleanと入力ひなければAmazonなどでは通常盤が表示されるのだと思います。
子供達も乗る車で聴いたりするのでCleanバージョンが存在することが嬉しい驚きでした。まあ、罵り言葉だけ無くしてもどうなんだ、という疑問も残りますがw、罵り言葉は覚えやすく、聞き慣れると大人でも気軽に使ってしまうのでできる限り避けたいものではあります。
2回目観て驚いたのはエンドクレジットで流れるSucker for Painはcleanバージョンだという事です! 他の使用曲は流れる時間が短かったり、元々cleanなものしかない(Heathens)だったりで違いを見つける事はできませんでしたが、レーティングの関係もあり、きっと使用されてるのはcleanにとどめてるのでしょうね。